低用量ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが配合されているお薬です。高い避妊効果が期待でき、他にも副効果として生理痛やニキビの改善なども期待されます。
低用量ピルを飲み始めてからもニキビがひどい、さらに荒れてきたと感じる場合の原因と、対処法についてをお伝えします。
低用量ピルのニキビへの効果とは
低用量ピルは飲み続けることでホルモンバランスが整い、ホルモンバランスの乱れによって起こっていたニキビの改善効果が期待できると言われています。
個人差がありますが、3〜6か月ほど飲み続けることで効果を感じられると言われています。
低用量ピルを飲み始めてからニキビがひどい原因
飲み始めは一時的に薬の影響でホルモンバランスが不安定になり、ニキビができることがあります。低用量ピルを1〜3か月ほど飲み続けることでホルモンバランスが整い、ニキビも次第に落ち着いてくると言われています。
また、低用量ピルとの相性が合っていないことも、ニキビがひどい原因の可能性があります。
症状が良くならない、悪化したなどの場合は低用量ピルの処方医にご相談ください。
なお、ニキビの原因がホルモンバランスの乱れではない場合、低用量ピルによっての改善が難しいこともあります。ニキビ改善には皮膚科などに相談してみましょう。
低用量ピルを飲み始めてからニキビがひどいときの対処法
低用量ピルを飲み始めたタイミングの場合、まずは3シート(3ヶ月)ほど飲み続けてみることをおすすめしています。
飲み続けていても改善しない場合は、処方医に相談のうえお薬の継続や種類の変更についてご相談ください。あわせて、皮膚科などでニキビの根本原因を調べることもニキビ改善には大切なポイントです。
低用量ピルを勝手にやめてもいい?
低用量ピルは基本的に「やめたいとき」にいつでもやめることができますが、健康のためにも、服用をやめるタイミングやその理由について一度医師にご相談ください。
服用をやめたり、再開したりを繰り返さない
低用量ピルの服用をやめても健康に直接的なデメリットはありません。
ピルを飲み始めた時や1か月以上間をあけて服用を再開した時の数ヶ月は、血栓症のリスクが高くなることが知られています。このリスクは服用を継続することで低くなります。
そのため、ピルの服用・中止を繰り返すことは血栓症のリスクを高めることになりかねません。
服用の中止や再開は、必ず医師の指示に従って行うようにしましょう。
ニキビができることがある
低用量ピルには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンが配合されています。そのため低用量ピルを服用することで徐々に女性ホルモンのバランスが整い、避妊以外にもニキビなどのマイナートラブルの改善につながります。
しかし低用量ピルの服用を中止すると、その影響で一時的にホルモンバランスが変化し、ニキビができることもありえます。
生理痛などの症状が元に戻る可能性がある
低用量ピルは飲み続けることで効果を発揮するお薬です。服用をやめると、服用前の症状が再び現れる場合があります。また、生理痛の原因がホルモンバランスの乱れではなく、何か病気が隠れている場合、低用量ピルの中止後に症状が再びみられたり、ひどくなる可能性もあります。心配な時は我慢せず婦人科を受診してみましょう。
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まずは低用量ピルを飲み続けてみよう
低用量ピルは、副効用としてニキビの改善効果が期待できます。低用量ピルでニキビの改善効果を実感するには、個人差がありますが3〜6か月ほどかかることがあります。
まずは低用量ピルを飲み続けてみましょう。服用し続けても改善しない場合は、低用量ピルが身体にあっていない、もしくは低用量ピルで改善が難しいニキビの原因があるかもしれません。
低用量ピルの処方医に相談したり、皮膚科に相談したりして、根本的な原因に対処することをおすすめします。
スマルナでは、医師によるオンライン診察を受け、低用量ピルの処方が可能です。また、服用中の不安なことも、医師や薬剤師にいつでも相談することができます。
忙しくてなかなか病院に行けないという方も、一度スマルナでご相談ください。