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「30代でPMSがひどくなった…」原因やなりやすい人の特徴、対処法を紹介

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生理前のさまざまな不調であるPMS。「以前よりもなんだかひどくなってきたかも…?」と感じることはありませんか? 

今回は、PMSがひどくなりやすい人の特徴やひどくなる原因、PMSの対処法を説明しますので、PMSにお悩みの方はぜひご一読ください。

PMS(月経前症候群)とは

PMS(月経前症候群:Premenstrual syndrome)とは、生理開始の3〜10日前ぐらいから始まる身体的症状および精神的症状のことをいい、生理が始まるとそれらの症状が軽くなったり治まったりします

PMS症状のあらわれ方は、人によってさまざまですが、具体的には以下のようなものがあります。

身体的症状

  • 乳房の張り
  • 身体がだるい
  • 倦怠感がある
  • 日中に眠気に襲われる
  • 腹痛
  • 下腹部痛
  • 食欲がなくなる
  • 食欲が増加する
  • ニキビや吹き出物ができる
  • 頭痛がする
  • めまいがする
  • 肩こりがする
  • むくみやすくなる
  • 下痢や便秘をしやすくなる

など

精神的症状

  • イライラしやすくなる
  • 怒りやすくなる
  • 理由もなく人に当たる
  • 不安感に襲われる
  • 突然泣きたくなる
  • 憂うつな気分になる
  • 感情の起伏が激しくなる
  • 気分が落ち込む
  • 無気力になる
  • 集中力が低下する
  • 仕事に行きたくなくなる

など

30代でPMSがひどくなったと感じることはある?

日本では、生理がある女性の約70〜80%が生理前に何らかの症状があるといわれており、中でも20代後半から30代にかけてPMS症状がひどくなったという報告があります。

現代に生きる私たちは、日々多くのストレスにさらされています。特に30代以降にかけては、ライフステージが変わっていく人も多く、悩みやストレスも増加していく傾向にあります。

参考:政府統計の総合窓口「国民生活基礎調査 令和元年国民生活基礎調査 健康 全国編 」

PMSの症状は、ストレスによって悪化する可能性もあるため、ストレスを感じやすい30代で症状がひどくなったと感じる人が多いのかもしれません。

PMSがひどくなる原因

PMSがひどくなる原因は、はっきりとはわかっていませんが、生理周期に伴う女性ホルモンの変動の影響により起こっているのではないかと考えられています。

女性の身体では卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類の女性ホルモンが妊娠や生理に関わっており、排卵を境にそれぞれの女性ホルモンの分泌量が急激に変化します。この女性ホルモンの分泌量の急激な変化が、PMS症状を引き起こしているのではないかといわれています。

ただ、脳内のホルモンや神経伝達物質はストレスの影響を受けやすいため、ホルモンバランスの変化以外にも、さまざまな要因が影響しているのではと考えられています。

PMSがひどくなりやすい人の特徴

PMSがひどくなりやすい人の特徴として、以下のようなものが挙げられます。

・真面目・几帳面・完璧主義な性格

・カフェイン・アルコール(コーヒーやエナジードリンクなど)を日常的に摂取している

・喫煙習慣がある

・不規則な生活で栄養バランスが乱れている

真面目で完璧主義な人は責任感が強く、自分を追い詰めやすい傾向があります。ストレスを過剰に抱え込むと、脳内ホルモンや神経伝達物質に影響を与え、PMSの症状が悪化しやすいと考えられています。

また、カフェイン、アルコール、喫煙、不規則な生活習慣もPMSがひどくなる原因の1つです。

PMSが重い人は、頭痛、腰痛、むくみ、イライラ、怒り、不安などの症状を強く感じる場合があります。症状が強く、日常生活に支障をきたす場合は、婦人科を受診し治療を受けることが重要です。

PMSの対処法

PMSは日常生活にも支障をきたしてしまいます。そんなつらいPMSへの対処法をいくつかご紹介します。

症状日記で自分のPMSを把握

気になる症状は、「いつ、どんなときに、どんな症状があらわれているか」という症状日記をつけてみましょう。

あらわれる症状を知ることで傾向がつかめたり、どのタイミングで症状があらわれ、いつ症状が軽くなるかを把握したりすることで、PMSに対して準備や対処もしやすくなります。

タバコ・お酒・コーヒーはなるべく控える

タバコやお酒、コーヒーなど、刺激物の摂取をなるべく控えるようにしましょう。カフェインの摂取や喫煙は、PMSがひどくなる原因にもなります。

お酒の飲みすぎも要注意です。生理前は、女性ホルモンの影響でいつもに比べるとアルコールが分解されにくくなるため、酔いやすくなります。アルコール摂取はPMSのリスクを高めるといった報告もあるため、なるべく控えるようにしましょう。

甘いものの食べ過ぎに注意

生理前は甘いスイーツが食べたくなる人もいるかもしれません。ついつい食べ過ぎてしまう甘いスイーツは、急激な血糖値の上昇を招きます。

血糖値が急に上がったり下がったりすることはイライラや眠気、過食にもつながるため、甘いスイーツは適度な量でとどめるようにしましょう。

お風呂や蒸しタオルでリラックスを

ぬるま湯に浸かったり、蒸しタオルを首元などにあてて温めたりすると、副交感神経が活発になり、リラックス効果が期待できます。好みの香りのアロマオイルなどを使ってみるなど、自分がリラックスできる方法を見つけてみましょう。

ストレッチなどの適度な運動

適度な運動を取り入れることも、PMSへの対処方法のひとつとして挙げられます。普段、運動習慣がまったくない方にとってはハードルが高いかもしれませんが、日常生活の中で階段を使用したり、少し歩く歩数を増やしたり意識することから始めてみてもいいかもしれません。

軽いストレッチやウォーキングなどを行うと、ストレス発散にも効果的です。

漢方やお薬を使った治療

あらわれる症状とその程度によっては、症状に対処できるお薬の服用も効果的です。

下腹部痛などの痛みがある場合は鎮痛薬、むくみなどには利尿薬などのお薬、精神的症状の場合は精神安定薬などが用いられます。

PMSに効果があるといわれる漢方もいくつかあります。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などのお薬から、体質などにあわせて選びます。

低用量ピルの服用

低用量ピルは、2種類の女性ホルモンを配合した薬です。排卵を抑制してホルモンの変動を少なくすることで、PMSを軽減すると考えられています。

PMSのお悩みはスマルナに相談しよう

多くの女性が悩むPMS。生理前の不調はどうしようもない、と諦めていませんか?

生活習慣の見直しによって症状が改善する場合もありますが、PMSは治療方法がいくつかあります。医療機関を受診し、自分に合った治療方法を相談してみてはいかがでしょうか。

「産婦人科や婦人科を受診するのには抵抗がある」「受診する時間がない」という方は、まず「スマルナ」でご相談ください。

スマルナでは、助産師・薬剤師が365日、ピル・PMS・生理・避妊のお悩みを無料で伺います。スマルナアプリからチャットで簡単にメッセージが送れますので、気になる症状がある場合や、病院を受診したほうがいいか悩んでいる場合など、ぜひお気軽にご相談ください。

また、医師の診察もオンライン上で受けることができ、あなたに合ったピルの提案・処方を行います。

毎月悩まされるPMSは病気のひとつであり、さまざまな治療法があります。ぜひ医師にお悩みをご相談ください。

参考資料

María del Mar Fernández,Jurgita Saulyte,Hazel M Inskip,Bahi Takkouche. ”Premenstrual syndrome and alcohol consumption: a systematic review and meta-analysis”. Epidemiology Research. 2018.8.3.

月経前症候群(PMS)|MSDマニュアル家庭版

女性の健康包括的支援のための診療ガイドブック|女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班監修)

産婦人科 診療ガイドライン ―婦人科外来編2020|日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会

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