リベルサスとは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されているお薬です。医師の指導のもと行われる、メディカルダイエットで使われることもあります。
食事制限によるストレスを減らしたい人や、ダイエットがなかなか続かない人は、リベルサスを使ったメディカルダイエットが向いている可能性があります。
今回は、リベルサスの種類や飲み方、副作用について紹介します。
リベルサスは3種類ある
リベルサスは、有効成分が3mg、7mg、14mgの3種類あります。いずれも白い錠剤ですが、シートの色が異なります(3mgは緑、7mgは赤、14mgは青)。
リベルサスに期待できる効果は?
リベルサスは、「痩せるホルモン」とも呼ばれるGLP-1(ジーエルピーワン)に似た働きをします。
GLP-1は、もともと私たちの身体にあるホルモンです。すい臓に働きかけて血糖値を下げるなど、3つのダイエット効果が期待できます。
- 血糖値の高さに応じて上昇を抑える
- 胃から腸へゆっくり食べ物を運び、満腹感を維持する
- 脳に働きかけて食欲を抑制する
血液中のブドウ糖(血糖)は、インスリンによって細胞に取り込まれると、エネルギー源として利用されます。
初めて服用する場合は3mgから(スマルナの場合)
リベルサスを使ってダイエットをする際、スマルナでは初めて飲む人には3mgから服用することをすすめています。お薬の成分に身体を慣らすためです。
個人差はありますが、食欲低下の効果は比較的早くあらわれます。体重減少の効果があらわれるまでの目安は、早ければ1~3ヶ月ほどです。
ダイエット効果が出ないときは種類を変更できる?
有効成分が最も少ない3mgのリベルサスでは、なかなか食欲が抑えられず、ダイエット効果を実感できないケースがあります。その場合は、リベルサスの種類を変更できるか医師に相談してみましょう。
医師は、効果のあらわれ方や副作用などを診察時に確認し、必要に応じてお薬の種類を変更します。
【リベルサスを服用した人の体験談】 私の場合は3mgだとあまり効果を感じられなくて少し不安だったんですが、もう少し効果を実感したいと医師に相談し、7mgを処方してもらいました。種類を変えることでの副作用など不安なことも親身に聞いてくれました。 |
リベルサスの飲み方と注意点
リベルサスは1日1回1錠、空腹時(1日の最初の飲食の前)に服用します。起床時に飲むのがおすすめです。服用する時間が多少変わっても構いません。
コップ約半分の水(約120mL以下)とともに服用しましょう。水が多すぎると効果が得られなくなる可能性があります。
服用後に飲食をしたり、ほかのお薬を飲んだりする場合は、少なくとも服用後30分経ってからにしましょう。
リベルサスの有効成分は胃で吸収されるので、胃の中が空っぽの状態で服用することが大切です。
リベルサスを服用するときの注意点
リベルサスを服用するときは、3つの注意点を守りましょう。これらの注意点を守らないと、本来の効果が発揮されない可能性があります。
- 服用の直前に錠剤をシートから取り出す
- 錠剤を割ったり、砕いたり、噛んだりしない
- 水以外で服用しない(お茶、コーヒー、服薬ゼリーなど)
リベルサスは湿気と光の影響を受けやすいお薬です。シートが破れ、錠剤がむき出しのまま保管されていた場合は、シートに正しく入っている新しいお薬を服用しましょう。
リベルサスとピルは併用できる?
リベルサスとピルの併用は、お薬の種類と医師の判断により異なります。
【低用量・中用量ピルとリベルサスの併用】
低用量ピルや中用量ピルの添付文書では、併用にあたり注意が必要であると記載されています。ただし、医師の判断によって併用できる場合もあります。診察時に医師へご相談ください。
【アフターピルとリベルサスの併用】
アフターピルの添付文書では、併用にあたり注意が必要との記載はありません。一般的な用法用量の範囲内であれば併用が可能です。
リベルサスの飲み始めは副作用が起こりやすい?
リベルサスを飲み始めた時期は、お腹の張りや便秘、下痢などの消化器症状が出ることがあります。
多くの場合、数日から数週間で自然となくなりますが、症状が長引く場合は医師に相談しましょう。
まれに起こる重い副作用と対処法
リベルサスを服用すると、まれに低血糖などの重い副作用があらわれることがあります。主な症状と対処法を紹介します。
【低血糖】
低血糖になると、だるさ、めまい、冷や汗、つよい空腹感、頭痛、吐き気などの症状があらわれます。低血糖に備えて砂糖やブドウ糖の入った食べ物や飲み物を携帯して、症状が出たら摂取しましょう。
食事が不規則な人、食事量が少ない人、お酒をたくさん飲む人は低血糖のリスクが高いといわれています。規則正しい食事や控えめな飲酒を心がけましょう。
【急性すい炎】
すい臓が急に炎症を起こすと、初期症状で吐き気を伴う持続的な激しい腹痛などがあらわれます。初期症状が出たら服用を中止して、速やかに医師へご相談ください。
【胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸】
胆嚢(たんのう)の炎症などによって、発熱や右上腹部の強い痛み、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)といった症状が出ることがあります。
画像検査などが必要になる可能性があるので、これらの症状があらわれたら服用を中止して、速やかに医師へご相談ください。
リベルサスはオンライン診察で処方が受けられます
リベルサスの服用には、医師の処方を受ける必要があります。スマルナのオンライン診察では、自宅で医師に相談して処方を受けることが可能です。
【スマルナのオンライン診察の特徴】 - プライバシーに配慮した梱包
- 決済完了後、最短翌日に発送
- 送料無料でお届け
- 定期便の処方もご用意
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リベルサスの処方をご希望する際は、アプリから診察室にお入りいただき、医師へご相談ください。服用方法や効果についてもご相談いただけます。
リベルサスの服用について事前に質問したいときは、アプリの質問タブにある「スマルナ医療相談室」をご利用ください。24時間365日、無料でご相談いただけます。
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