低用量ピルに興味があって、医師の診察を受けてみようかなとお考えのあなた。
「低用量ピルはどうやって処方してもらえるの?」「どんなことを聞かれるの?」「内診なしでも処方してもらえるの?」など気になりますよね。
今回は診察について、詳しくお話しします。
「対面診察」と「オンライン診察」の2種類がある
低用量ピルの診察には「対面診察」と「オンライン診察」があるのをご存じですか?
病院に足を運び、診察を受ける方法を「対面診察」といいます。
一方で、「オンライン診察」とは、スマホやPCで診察を受けて、薬や処方箋を自宅で受け取る方法のことを指します。
今回は低用量ピルを処方する際の実際の診察について、「対面診察」「オンライン診察」それぞれの流れをご紹介します。
受診される際の参考にしてみてくださいね。
低用量ピル処方で聞かれること
低用量ピルは、飲む人の年齢、体重、生活習慣、現在かかっている病気や過去にかかっていた病気の影響などによって、効果が薄れてしまったり、副作用のリスクが上がってしまうことがあります。
そのため、医師は「低用量ピルを飲んでも問題なく効果が得られるかどうか」を判断するために問診を行います。
問診では、今飲んでいる薬やサプリメント、妊娠をしているかどうか、喫煙の有無などが質問されます。
併用する薬によってはピルの効果に影響があったり、妊娠中はピルが飲めなかったり、喫煙者は血栓症の副作用のリスクが上がる可能性があったりするため、しっかりと確認します。
診察時には医師から質問を受けるだけでなく、その場でピルに対する不安や疑問を質問することもできます。
医師も、皆さんの不安や疑問を解消するため、親身に回答してくれたり、いろいろなことを教えてくれたりします。
婦人科での対面診察について
婦人科での対面診察は下記の流れで行われます。
- 来院可能な時間を予約
- 来院・受付
- 問診票の記入
- 身長・血圧・体重等測定
- 医師による対面診察・処方
- 会計
- 院内処方の場合、病院で薬の会計も行い薬を受け取る
- 院外処方の場合、処方箋を調剤薬局へ提出し、薬の会計を行い薬を受け取る
予約なしでも行ける病院もあるようですが、Webで簡単に予約できるところもあります。事前にHPなどを確認してみましょう。
待ち時間などを考慮しても予約するのがおすすめです。
内診やエコーなどの検査は必要に応じて行われます。初めて内診やエコーが不安な場合は医師に相談してみてくださいね。
検査の内容や手順を事前にしっかりと説明してくれたり、セックス経験の有無によって身体に負担の少ない検査方法で対応してくれたりする場合があります。
対面診察のメリット
①心身の状態を細かく把握してくれる
医師と直接会って診察、内診や検査などを行うので、実際の身体の状態やわずかな変化を診てもらうことができます。
②お薬をすぐに受け取れる
お薬は診察後、病院内で受け取る、または処方箋を近くの調剤薬局へ提出して受け取るので、お薬をすぐに飲むことができます。
オンラインでの診察について
オンライン診察とは、スマホやタブレットなどを用いて、診察の予約からオンラインでの診察、お薬の処方、決済までをビデオ通話やテキストチャットを用いて行う診察方法です。
診察はもちろん医師が行いますので安心です。
診察の流れは下記のような感じで、とっても簡単。
- 対象のサイトにアクセス、もしくはスマホやタブレットにアプリをダウンロード
- 本人確認書類の提出など、ユーザー設定を行う
- 問診票の入力(身長・体重等入力)
- 医師によるオンライン診察・薬の処方
- 診察費やお薬代の決済
- 自宅に薬が届く
※医師の判断により対面診察を促す場合もあります。その場合は病院へ行きましょう。
オンライン診察のメリット
①受付や会計の待ち時間が短縮される
受付から診察、会計までの一連の流れをすべてオンライン上で行います。
病院の待合室や薬局での待ち時間がありません。
②自宅や外出先で診察を受けられる
「病院にいく時間がない」という方も、インターネットにアクセスできる環境が整った場所であれば、病院までいかずに自宅や外出先からも診察を受けることができます。
③処方箋やお薬が自宅に届く
お薬の受け取り方は、主に2つあります。
お薬自体が自宅へ郵送される方法か、処方箋を郵送で受け取り、近くの薬局でお薬を受け取る方法です。
お薬が自宅まで届く場合は手間も少なく、とても便利です。