生理用品には最もメジャーである「ナプキン」以外にもさまざまなものがあります。
新生活が始まり、新しいことにトライしている人もいるかと思います。
生理用品についても一度見直してみてはいかがでしょうか。
「今の生理用品は本当に自分にあっているのかな?」「もっと快適に過ごせる生理用品があるんじゃないかな?」といった思いを抱えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ナプキン
ナプキンは生理用品の中で最もメジャーなアイテムですね。
みなさんも知っているという方がほとんどではないでしょうか。
ナプキンは下の図のようなものを指し、吸収体の部分で経血を吸収してくれます。
ショーツにつけるだけで良いので、とても簡単に使用することができるのがメリットです。
昼用・夜用・羽つき・羽なしなどの種類があり、目的によって使い分けることもできます。
どんな人におすすめ?
ナプキンは生理用品の中でも、簡単に使用することができ、またドラッグストアやコンビニなどで、手軽に手に入れることができるアイテムです。
そのため、下記のような人におすすめです。
- 初潮を迎えたばかりの人
- 生理用品にあまりお金をかけたくない人
- 腟内に入れる生理用品には抵抗がある人
ナプキンの詳しい使い方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
タンポン
タンポンはナプキンの次によく知られている生理用品ですね。
ドラッグストアなどでナプキンの隣に並んでいるのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
タンポンとは、膣内で直接経血を吸収するために、円柱のような形をしたガーゼを入れて使用する生理用品です。
タンポンは多くの場合、腟内に入れやすいようにプラスチック素材に囲まれたアプリケーター式のものが一般的であり、袋から取り出すと下のような形をしています。
タンポンは最大8時間使用することができたり、ナプキンと違ってつけた状態でお風呂やプールに入ることができるというメリットがあります。
ただし、8時間以上使用したり、お風呂やプールに入った際に交換しないままにしておくと、雑菌が繁殖してしまい、トキシックショック症候群という危険な病気になってしまう可能性があるので注意しましょう。
また、セックスの経験がない場合は、腟が狭かったり硬かったりして挿入する時に痛みを感じる人もいるようです。
通常のもので入らなかったり痛みを感じる場合は、軽い日用のタンポンなどサイズが小さいもので無理のない程度に試してみると良いでしょう。
どんな人におすすめ?
タンポンは腟内に挿入して使用するという特徴があることから、つけたままプールや海に入ることができたり、ナプキンよりも漏れにくいというメリットがあるアイテムです。
そのため、下記のような人におすすめです。
- 生理中でもプールや海に入りたい人、ダイバーなどの職業職業に就いている人
- 激しい運動をする人(ナプキンでは漏れやすい人)
- (ナプキンを使うと現れる)パンツラインが気になる人
タンポンについて詳しい使い方などはこちらの記事を参考にしてくださいね。
月経カップ
月経カップは、ナプキンやタンポンと比べて日本ではあまり浸透していないアイテムなので、聞きなれないという人も多いのではないでしょうか。
月経カップとは下の図のような腟内に挿入して経血をためるシリコン製のカップのことです。
経血が溜まったら捨ててまた装着するというくり返し使用可能なアイテムであり、ナプキンやタンポンに比べて、ゴミが出ず環境に優しいといわれています。
月経カップは、最近ではドラックストアなどでも手に入れることができますが、近くのお店で売っていない際は、ネット販売で購入するのがおすすめです。
メーカーによりますが、1つ5,000円程度で販売されています。初期費用がかかりますが、問題がなければ10年使えるものもあり、長期的にみてコストパフォーマンスが良いアイテムです。
使い方としてはタンポン同様、腟に挿入するタイプになります。
タンポンよりもサイズが大きめで、挿入しやすくするためのアプリケーターなどがないことから、人によって慣れるまでに時間がかかることもあるようです。
また、何度か消毒をする必要があるので、面倒くさがりな人には向いていないかもしれません。
どんな人におすすめ?
最大12時間使うことができるものもある点や、しっかり装着することができれば、漏れの心配もなくむれや匂いなどがないので、生理であることを忘れてしまうほど快適に過ごせるというメリットがあります。
※連続で使用できる時間はメーカーによって異なるので必ず確認してください。
※長時間の使用により、トキシックショック症候群などのリスクがありますので、可能な限りこまめに取り換えることを推奨します。
そのため、下記のような人におすすめです。
- 生理期間をできるだけ快適に過ごしたい人
- 長期的にみて、生理用品のコストをできるだけ抑えたい人
- 紐部分が汚れやすいタンポンでは衛生的に心配な人
- できるだけ生理用品の交換頻度を少なくしたい人
月経カップは、繰り返し使用するアイテムであることから、雑菌が繁殖しないように、適切な消毒を行う必要があります。メーカーによっては、1日1回の消毒を推奨しているものもあります。
消毒をしないと病気になってしまう可能性があるので、気をつけましょうね。
月経カップについて詳しい使い方などはこちらの記事を参考にしてくださいね。
まとめ
今回は生理用品の種類について紹介しました。
今の生理用品に少しでも悩みを抱えている方や他の物を試したことがない方は、一度他のアイテムを検討してみてはいかがでしょうか。使ってみたら自分に合う!ということもあるかもしれません。
健康のために使用方法などを守ったうえで、ぜひトライしてみてくださいね。