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12月1日は「世界エイズデー」〜みんなでHIV・エイズについて考えてみよう〜

12月1日は世界エイズデー

世界エイズデー(World AIDS Day)は、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。

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HIV・エイズとは?

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことで、エイズの原因になるウイルスです。HIVに感染しても、初期段階に自覚することは難しいとされています。その理由の一つが、初期症状が表れても発熱・倦怠感・筋肉痛といったインフルエンザのような症状であるためです。そしてその後症状は消失していきます。よって、早期発見が遅れる場合が多々あるのですが、その間にも病原体などから体を守る免疫が徐々に低下してき、やがて普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。この病気の状態をエイズ(AIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome、後天性免疫不全症候群)と呼びます。

HIVはどうやって感染するの?

HIVの感染経路で最も多いのは、性行為による感染です。厚生労働省エイズ動向委員会は報告によると、2021年にHIV感染した人の約85%が性行為による感染であることがわかっています。ですので、性行為を行う場合は必ずコンドームを使用すること、また、相手に使用してもらうことが予防策として有効です。オーラルセックスの場合も、口腔粘膜から感染の危険性があるため、コンドームを使用することが大切です。

スマルナ助産師がHIV・エイズについてわかりやすく解説!

@smaluna

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早期発見でエイズの発症は防ぐことができる!

エイズを発症する前にHIVに感染しているかどうかを知ることができれば、定期的な医療機関での受診およびフォローアップ検査により、最適な時期に治療を始めることができます。ですので、早期発見をすることは非常に大事なことです。
先述の通り、初期症状として表れるのが発熱・倦怠感・筋肉痛といったインフルエンザのような症状であるため見過ごされる場合が多々あります。また、他の性感染症(クラミジア、淋病、性器ヘルペス、梅毒など)があるとHIVに感染する可能性が数倍高まるとされています。
ですので、日頃からHIVをはじめとする性感染症の検査を定期的に行うことが、早期発見、自身の健康を守る上で大切になってきます。

HIV検査は自宅で行うこともできる!

検査が大事、とわかっていても「性感染症検査」と聞くと少し怖いイメージを持ったり、検査をしてるのを誰かにバレたくない…という気持ちを持つ方も多いことと思います。
スマルナでは、自宅で検査をすることができ、その場で結果が10分でわかる検査キットをご用意しております。12月1日世界エイズデーをきっかけに、一度ご自身の健康チェックも兼ねて検査してみることをおすすめします。
また、スマルナではその他の性感染症検査についても自宅でできる検査キットをご用意しておりますので、ぜひ普段のご自身の健康チェックにお役立てください。

詳しい情報は、厚生労働省のホームページからもご覧いただけます。

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