【BLUE HANDS TOKYOレポート】
2024年4月14日(日)のパートナーデーに、性感染症をテーマに掲げ、“安心できる関係”を問いかける音楽フェス「BLUE HANDS TOKYO」が渋谷で開催されました。
イベントの様子をお伝えするとともに、「安心できるセックスのために、パートナーと会話したいこと」をテーマに募集したメッセージや、性感染症に関するアンケートの結果をご紹介します。
「パートナーとの関係」や「カラダとココロの安心」を考えるきっかけにしていただければ幸いです。
【BLUE HANDS TOKYOレポート】
2024年4月14日(日)のパートナーデーに、性感染症をテーマに掲げ、“安心できる関係”を問いかける音楽フェス「BLUE HANDS TOKYO」が渋谷で開催されました。
イベントの様子をお伝えするとともに、「安心できるセックスのために、パートナーと会話したいこと」をテーマに募集したメッセージや、性感染症に関するアンケートの結果をご紹介します。
「パートナーとの関係」や「カラダとココロの安心」を考えるきっかけにしていただければ幸いです。
カラダや性にまつわる様々な「しかたない」に向き合うソーシャルプロジェクト「#しかたなくない」は、パートナーデーである2024年4月14日(日)に、株式会社ネクイノ主催のもと「BLUE HANDS TOKYO」を無料開催しました。
「BLUE HANDS TOKYO」は、性感染症予防や性感染症検査の重要性の理解を深め、パートナーとの “安心できる関係” について考えるきっかけをつくる音楽フェスです。コンセプトに賛同した6組のアーティストが、ライブと声明によるパフォーマンスを披露しました。
会場には、未来に手をかざす共通ポーズで撮影できる「表明写真機」を設置。未来に手をかざすポーズを通して、アーティストとオーディエンスの垣根を超えた、安心なセックスに対する「賛同の輪」が体現されました。
性感染症は、性的接触(腟性交、オーラルセックスなど)の経験があれば誰でも感染する可能性がある身近な病気です。病原体となるウイルスや細菌、寄生虫などが性器や口の粘膜や皮膚から侵入することで感染します。
など、性感染症にはさまざまな種類があります。
【性器クラミジア感染症】
男女ともに無症状のケースが多い性感染症です。女性器への感染は、半数以上が自覚症状がないというデータもあります。潜伏期間は1~3週間です。
症状があるときは、女性器ならおりものが黄色くなり増える、下腹部痛などがみられます。男性器は、おしっこをしたときに軽い痛みを感じることがあります。
【淋菌感染症】
男性器に感染したときの潜伏期間は2~7日間です。女性器の感染は40%に自覚症状がないため、潜伏期間ははっきりと分かっていません。症状がある場合、女性器では緑黄色の濃いおりものや、下腹部痛などがみられます。男性器は、おしっこをしたときの激しい痛みや尿道のかゆみや熱っぽさなどがみられます。
【梅毒】
潜伏期間は10~90日間です。最初に性器や唇などにしこりやただれができます。感染から3か月ほど経つと、手のひらや足の裏などに発疹ができます。症状は自然に消えてしまうため、梅毒と気づかず、感染から数年~数十年後に心臓や脳に重い症状が出ることがあります。
ほかにも、HIV感染症や性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、腟トリコモナス症、B型肝炎などの性感染症があります。HIV感染症は、ほかの性感染症に感染して粘膜が炎症を起こしていると感染リスクが数倍高くなるとされています。
性感染症の予防には、コンドームを正しく使い、病原体を含む分泌液が粘膜に触れないようにすることが大切です。しかし、コンドームでも100%感染を防げるわけではありません。
そのため、性感染症検査や医療機関への積極的な受診による感染拡大の防止や早期発見・早期治療を心がけることも大切です。
パートナーとの安心できる関係を目指して、会場には心がけたいことや相手に伝えたいことを打ち明けるメッセージボードを設置しました。
集まったメッセージは280以上!
来場してくださったみなさまの意気込みや現状のモヤモヤを可視化し、共感や気付きを得るメッセージボードになりました。
今回は、いただいたメッセージの一部をご紹介します。
セックスに対する同意の気持ちを確認したい、NOと言い合える関係を作りたいというメッセージもたくさん寄せられました。
避妊に対する本音や、性感染症に配慮したセーフセックスに関するメッセージもたくさん寄せられました。
「BLUE HANDS TOKYO」では、イベント参加者から無作為に選んだ83名に性感染症に関する関心度のアンケート調査にご協力いただきました。
ほかの人たちが性感染症についてどんな風に考えているのか、さっそくチェックしてみましょう。
性感染症に関心がある人が多い傾向で、75.9%の人が「一般的な性感染症の種類や症状について知っている」と回答しました。
また、半数に迫る48.2%の人は「性感染症のリスク要因や予防についても知っている」と回答しています。
一方で、約10人に1人は性感染症について全く知らないことも分かりました。
性感染症検査を受けたことがある人は30.1%、約7割の人は検査経験がないことが分かりました。
性感染症について関心が高く、知識を持っている人が多い一方で、性感染症検査の経験がある人は少ない傾向が伺えます。
78.3%の人が「はい」と回答しました。性感染症について話し合うことが、自分やパートナーにとって安心で健康な関係を築く第一歩につながるでしょう。
性感染症検査について86.7%の人が「検査してみようと思った」「興味を持った」と前向きな回答をしました。
また、アンケート回答者の66.3%が、自宅で受けられる性感染症検査に関心をもっていると答えています。
性感染症検査は、保健所や医療機関(婦人科、泌尿器科など)で受けられます。
「保健所や病院に行く時間がない」「誰にも知られず検査したい」というときは、自宅でできる検査キットを活用してみてはいかがでしょうか?
性感染症検査キット「スマルナチェック」なら、自宅で尿やうがい液を採取してポストに投函すればいいので、簡単に検査ができます。
スマルナチェックは、同時感染しやすいクラミジア感染症と淋菌感染症をまとめて検査できます。検査キットは2種類あり、予算や必要に応じて選ぶことが可能です。
検体をポストに投函してから6~10日で検査完了のメールが届きます。メールにあるURLからログインすると検査結果が確認できます。
検査で陽性だったときは、スマルナから協力医療機関でのオンライン診察をご紹介することが可能です。
性感染症は感染しても無症状の場合があり、気づかないうちにパートナーへうつしてしまう可能性があります。
日ごろから性感染症について話し合い、安心できる関係づくりを心がけたいですね。
最後になりますが、イベントにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
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