低用量ピルの副作用の一つに血栓症があります。
血栓症は血の塊が血管を塞いでしまう病気で、詰まる箇所によって肺塞栓症、脳梗塞、心筋梗塞などの重篤な疾患に繋がります。
喫煙は特に血栓症のリスクを高めるため、下記に該当する場合は低用量ピルの服用ができません。
■35歳以上で1日15本以上喫煙する場合
35歳以上で1日15本以上まではいかずとも、習慣的に喫煙している場合も血栓症のリスクが高いため、原則的に服用はできません。
35歳以下で習慣的に喫煙している方においては、血栓症リスクに鑑みて処方を慎重に検討します。
どの年齢においてもタバコは血栓症リスクを高めるため、ピル服用中は禁煙することを強くおすすめします。