低用量ピルは1日の飲み忘れであれば避妊効果が下がることはありません。飲み忘れに気づいたタイミングですぐに服用しましょう。
飲み忘れが避妊効果に影響を及ぼすのは、下記に該当する場合です。
・新しいシートの内服を忘れていて、休薬期間が8日以上となってしまった場合
・実薬を2日(2錠)以上飲み忘れた場合
※実薬:偽薬(プラセボ)ではなく、女性ホルモンが含まれている錠剤のこと
休薬期間前後にピルの服用を忘れてしまうと、ピルを服用しない期間が8日以上空いてしまいます。その場合には排卵してしまう可能性があるため、避妊効果が確認できるようになるまではコンドームで避妊を行いましょう。
また、2日(2錠)以上飲み忘れてしまった場合の服用方法は以下の通りです。
・2日(2錠)飲み忘れてしまった場合
気がついたときにすぐ、飲み忘れた分のうち直近のものを内服します。その後は通常通り内服いただければ問題ありません。同じ日に2錠を内服しても問題ありません。

・3日(3錠)以上飲み忘れてしまった場合
服用を中止し、きちんとした出血を待ってから新しいシートの1錠目より再スタートします。
7日以上連続して服用するまでは、性交を控えるかコンドームなど他の避妊方法を使用しましょう。7日未満で避妊に失敗した場合はアフターピルを利用してください。
飲み忘れの当日までは避妊効果はあると考えられますが、それ以降は避妊効果が低下している可能性があります。妊娠の可能性がある性交渉があった場合は、アフターピル(緊急避妊薬)の服用の必要性を含めて医師と相談しましょう。
飲み忘れの対処法や得られる避妊効果については、医師やスマルナ医療相談室でご相談ください。
※スマルナ医療相談室のご利用にはスマルナアプリが必要です。
なお、プラセボ(偽薬)がある28錠タイプの低用量ピルの場合、プラセボの飲み忘れは気にすることはありません。飲み忘れ分の錠剤は廃棄し、次の日から通常通り服用を続けましょう。