低用量ピルの副効用の一つにニキビの改善があります。
生理前の肌荒れやニキビは、女性ホルモンのバランスの変化が大きく影響しています。
体内では排卵後から生理前にかけて、女性ホルモンの一つ「黄体ホルモン」の分泌が盛んになります。黄体ホルモンには皮脂の分泌を促す作用があるため、毛穴のつまりやニキビなどの肌トラブルを引き起こすことがあります。
低用量ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されており、服用を継続することで体内のホルモンバランスを整え、ニキビなどの肌トラブルを改善する効果が期待できます。ただし、ニキビ跡には効果がありません。
人によってはピルを飲み始めた時期に、副作用としてニキビや肌荒れが起こるケースもあります。ほとんどの場合は一時的なもので、3ヶ月ほど飲み続けることでホルモンバランスが整い、ニキビも改善されていきます。
ただ、ニキビはあるだけでとても憂鬱な気持ちになりますよね。
もし症状が気になる、酷い、治らないなど悩んでいる場合は、ひとりで悩まず医師や「スマルナ医療相談室」で相談してみてくださいね。