低用量ピルは、女性ホルモンが配合されている錠剤(実薬)のホルモン量によって2種類に分けられます。
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《1相性(そうせい)》
低用量ピル1シートにおいて、実薬の女性ホルモン配合量がすべて一定のタイプを1相性といいます。
《3相性(そうせい)》
低用量ピル1シートにおいて、生理周期に合わせて段階的にホルモン量が調節されているタイプを3相性といいます。
低用量ピルを服用していない状態の体内では、女性ホルモンの分泌が生理周期に合わせて変化します。生理から排卵にかけて卵胞ホルモンの分泌が増加し、排卵後黄体ホルモンの分泌が盛んになります。
3相性の低用量ピルは、より自然な状態に近づけるように女性ホルモンの量を3段階に変化させており、不正出血が起こりにくいといわれています。
生理痛の軽減・PMS(月経前症候群)の改善・避妊効果に関しては、1相性も3相性も同様の効果が期待できます。